⚡ 3秒でわかる!この記事のポイント
- SES業界の専門用語100個をカテゴリ別(契約系/技術系/営業系/キャリア系)に整理
- 各用語に「定義」「具体例」「関連用語」を付けて実務で使えるレベルで解説
- ブックマーク推奨!困ったときにいつでも引ける辞典形式
SES業界の用語を正しく理解するだけで、単価交渉や面談の成功率は格段に上がります。 採用担当として数百回の面談に同席してきた経験から言えば、「商流」「精算幅」「還元率」を正確に理解しているエンジニアと理解していないエンジニアでは、年収に50〜100万円の差がつくケースも珍しくありません。
SES業界には独特の用語が多く、理解していないと商談や面談で不利になることがあります。この記事では、SES業界で使われる100個の専門用語をカテゴリ別に「定義」「具体例」「関連用語」付きでわかりやすく解説します。ブックマークしていつでも引ける辞典としてご活用ください。
この記事でわかること
- SES業界の契約・商流に関する用語
- 技術・スキルに関する用語
- 営業・ビジネスに関する用語
- キャリア・働き方に関する用語
- 各用語の定義・具体例・関連用語
SES業界用語辞典の使い方
本辞典は以下の4カテゴリに分けて整理しています。
| カテゴリ | 用語数 | 内容 |
|---|---|---|
| 契約・商流系 | 30語 | 契約形態、商流、法律関連 |
| 技術・スキル系 | 25語 | 技術レベル、スキル分類 |
| 営業・ビジネス系 | 25語 | 営業活動、案件獲得 |
| キャリア・働き方系 | 20語 | キャリアパス、評価、待遇 |
各用語は「定義」→「具体例」→「関連用語」の形式で解説しています。気になる用語をすぐに調べられるよう、ブックマークしてご活用ください。

契約・商流系(30語)
1. SES(システムエンジニアリングサービス)
- 定義: エンジニアの技術力を提供するサービス契約の形態。成果物ではなく、技術者の労働力(役務)を提供する
- 具体例: 「A社のSESエンジニアがB社の開発プロジェクトに参画し、月額80万円で技術支援を行う」
- 関連用語: 準委任契約、客先常駐、派遣
2. 準委任契約
- 定義: 成果物の完成義務がなく、業務の遂行自体を目的とする契約。SES契約の法的根拠となる
- 具体例: 「月160時間の技術支援を行い、稼働時間に応じた報酬が支払われる」
- 関連用語: SES、請負契約、委任契約
3. 請負契約
- 定義: 成果物の完成を約束する契約。納品物に対して報酬が支払われる
- 具体例: 「Webシステムの設計書一式を3ヶ月で納品する。報酬は300万円」
- 関連用語: 準委任契約、瑕疵担保責任、検収
4. 派遣契約
- 定義: 派遣元企業が雇用する労働者を、派遣先企業の指揮命令下で働かせる契約
- 具体例: 「派遣会社Xから派遣されたエンジニアが、Y社のマネージャーの指示のもと開発業務を行う」
- 関連用語: SES、偽装請負、労働者派遣法
5. 基本契約(マスター契約)
- 定義: 取引の基本的な条件を定めた包括的な契約。個別の案件ごとに個別契約を締結する前提となる
- 具体例: 「A社とB社が基本契約を締結し、その後の案件ごとに個別契約書で単価や期間を定める」
- 関連用語: 個別契約、NDA、取引基本契約書
6. 個別契約
- 定義: 基本契約に基づき、個々の案件の具体的条件(単価・期間・業務内容)を定めた契約
- 具体例: 「2026年4月〜6月の3ヶ月間、Java開発支援を月額75万円で実施する」
- 関連用語: 基本契約、注文書、注文請書
7. NDA(秘密保持契約)
- 定義: Non-Disclosure Agreementの略。業務上知り得た秘密情報を第三者に開示しないことを約束する契約
- 具体例: 「案件参画前にNDAを締結し、クライアントの技術情報や顧客情報を外部に漏らさないことを約束する」
- 関連用語: 基本契約、コンプライアンス、情報セキュリティ
8. 商流
- 定義: 案件がエンドユーザーからエンジニアに届くまでの企業間の流れ。間に入る企業が多いほど「商流が深い」と言われる
- 具体例: 「エンド → 元請け → 2次請け → 3次請け(自社)の商流で、自社エンジニアの単価はエンド価格の6割程度」
- 関連用語: 多重下請け、中間マージン、エンド直
9. エンド(エンドユーザー)
- 定義: システムやサービスの最終的な発注者。開発されるシステムの利用者・オーナー企業
- 具体例: 「今回のエンドは大手銀行で、基幹システムのリプレイス案件です」
- 関連用語: 元請け、商流、エンド直
10. 元請け(プライム)
- 定義: エンドユーザーから直接案件を受注した企業。一次請けとも呼ばれる
- 具体例: 「元請けの大手SIerがプロジェクト全体を管理し、各工程を下請け企業に発注する」
- 関連用語: SIer、下請け、商流
11. 下請け(サブコン)
- 定義: 元請けや上位の企業から業務を受注して遂行する企業
- 具体例: 「2次請けとしてテスト工程を担当。3次請けにテスト実行の一部を再委託している」
- 関連用語: 元請け、多重下請け、再委託
12. 多重下請け構造
- 定義: 1つの案件に対して複数の企業が階層的に関わる構造。IT業界の構造的問題として指摘される
- 具体例: 「エンド → SIer → A社 → B社 → C社(5次請け)のように、間に4社が入っている」
- 関連用語: 商流、中間マージン、建設業法
13. 中間マージン
- 定義: 商流の各階層で中間企業が得る利益(手数料)。エンド単価と技術者の報酬の差額
- 具体例: 「エンド単価100万円 → 元請けマージン20% → 2次請けマージン15% → 自社取り分55万円」
- 関連用語: 商流、単価、粗利
14. 偽装請負
- 定義: 契約上は請負や準委任だが、実態は派遣のように発注元が直接指揮命令している違法状態
- 具体例: 「SES契約なのに、クライアントの部長がエンジニアに直接残業指示を出している」
- 関連用語: 派遣契約、指揮命令権、労働者派遣法
15. 指揮命令権
- 定義: 労働者に対して業務上の指示・命令を行う権限。SESでは自社(受託側)に、派遣では派遣先にある
- 具体例: 「SES契約の場合、作業指示はあくまで自社のリーダーを通じて行われるべき」
- 関連用語: 偽装請負、派遣契約、管理責任者
16. 精算幅(稼働時間幅)
- 定義: SES契約における月間の基準稼働時間の範囲。この範囲内であれば単価が変動しない
- 具体例: 「精算幅140〜180時間、超過・不足分は時間単価で精算。月単価80万円÷160時間=時間単価5,000円」
- 関連用語: 単価、稼働時間、超過精算
17. 超過精算
- 定義: 精算幅の上限を超えて稼働した場合に、超過時間分の追加報酬が発生する仕組み
- 具体例: 「精算上限180時間で200時間稼働した場合、20時間×5,000円=10万円が追加で支払われる」
- 関連用語: 精算幅、控除、残業
18. 控除(不足精算)
- 定義: 精算幅の下限を下回って稼働した場合に、不足時間分が単価から差し引かれる仕組み
- 具体例: 「精算下限140時間で130時間しか稼働しなかった場合、10時間×5,000円=5万円が減額される」
- 関連用語: 精算幅、超過精算、有給休暇
19. 瑕疵担保責任(契約不適合責任)
- 定義: 請負契約で納品した成果物に欠陥があった場合、受注者が修補や損害賠償の責任を負うこと
- 具体例: 「納品したシステムにバグが見つかり、瑕疵担保責任に基づき無償で修正対応を行った」
- 関連用語: 請負契約、検収、契約不適合
20. 検収
- 定義: 発注者が成果物を検査し、契約内容に適合しているか確認して受け入れること
- 具体例: 「テスト結果報告書を提出し、クライアントの検収を得てから請求書を発行する」
- 関連用語: 請負契約、瑕疵担保責任、納品
21. 善管注意義務
- 定義: 準委任契約において、受任者が善良な管理者として注意を払って業務を遂行する義務
- 具体例: 「コードレビューを怠りバグを見逃した場合、善管注意義務違反を問われる可能性がある」
- 関連用語: 準委任契約、債務不履行、損害賠償
22. 再委託
- 定義: 受注した業務の全部または一部を、さらに別の企業に委託すること
- 具体例: 「A社がB社から受注した開発業務の一部を、A社の協力会社C社に再委託する」
- 関連用語: 下請け、多重下請け、再委託禁止条項
23. 契約更新(延長)
- 定義: SES契約の期間満了時に、双方の合意のもと契約期間を延長すること
- 具体例: 「3ヶ月契約の満了1ヶ月前に更新の意向確認があり、さらに3ヶ月延長となった」
- 関連用語: 個別契約、契約終了、更新率
24. 途中解約(中途解約)
- 定義: 契約期間の途中で契約を終了すること。通常1ヶ月前の事前通知が必要
- 具体例: 「プロジェクトの予算削減により、契約期間の途中で1ヶ月後の解約を通知された」
- 関連用語: 契約更新、違約金、事前通知
25. 損害賠償条項
- 定義: 契約違反や過失により相手方に損害を与えた場合の賠償範囲を定めた条項
- 具体例: 「損害賠償の上限額は過去12ヶ月の報酬総額とする、という条項が一般的」
- 関連用語: 基本契約、瑕疵担保責任、免責
26. 競業避止義務
- 定義: 契約終了後の一定期間、同業他社での就業やクライアントとの直接取引を制限する義務
- 具体例: 「退職後1年間は、在籍中に担当したクライアントとの直接契約を禁止する」
- 関連用語: NDA、引き抜き、転職
27. 注文書・注文請書
- 定義: 個別契約の成立を示す書面。発注側が注文書を、受注側が注文請書を発行する
- 具体例: 「月初に注文書をFAXで受領し、押印した注文請書を返送して契約成立とする」
- 関連用語: 個別契約、基本契約、印紙税
28. 印紙税
- 定義: 契約書や注文請書など一定の文書に課される税金。電子契約の場合は不要
- 具体例: 「請負契約書に4,000円の収入印紙を貼付する。電子契約に移行すれば印紙税は不要」
- 関連用語: 注文書、電子契約、節税
29. 電子契約
- 定義: 紙の契約書ではなく、電子署名を用いてオンラインで締結する契約方式
- 具体例: 「クラウドサインで基本契約書を締結。印紙税が不要で、保管も容易になった」
- 関連用語: 印紙税、電子署名、クラウドサイン
30. コンプライアンス
- 定義: 法令遵守。SES業界では特に派遣法、下請法、個人情報保護法などの遵守が重要
- 具体例: 「コンプライアンス研修を受講し、偽装請負や情報漏洩のリスクについて学ぶ」
- 関連用語: 偽装請負、労働者派遣法、下請法
技術・スキル系(25語)
31. スキルシート
- 定義: エンジニアの経歴・スキル・保有資格を一覧にまとめた書類。案件参画時の選考資料として使用される
- 具体例: 「Java歴5年、Spring Boot経験3年、AWS環境での開発経験ありと記載したスキルシートを提出」
- 関連用語: 経歴書、ポートフォリオ、面談
32. 要件定義
- 定義: システム開発の最上流工程。顧客の要望を整理し、システムが満たすべき要件を明確にする
- 具体例: 「業務フローをヒアリングし、機能要件・非機能要件を要件定義書にまとめる」
- 関連用語: 基本設計、上流工程、RFP
33. 基本設計(外部設計)
- 定義: 要件定義に基づき、システムの全体構成や画面・帳票などユーザーから見える部分を設計する工程
- 具体例: 「画面遷移図、ER図、API一覧を作成し、クライアントのレビューを受ける」
- 関連用語: 要件定義、詳細設計、設計書
34. 詳細設計(内部設計)
- 定義: 基本設計を基にプログラムの内部ロジックやデータ構造を具体的に設計する工程
- 具体例: 「クラス図、シーケンス図、テーブル定義書を作成し、コーディングの指針とする」
- 関連用語: 基本設計、コーディング、設計書
35. コーディング(実装)
- 定義: 設計書に基づいてプログラムを作成する工程
- 具体例: 「詳細設計書のロジックに従い、Javaでバックエンドのビジネスロジックを実装する」
- 関連用語: 詳細設計、単体テスト、プログラミング
36. 単体テスト(UT)
- 定義: Unit Testの略。プログラムの最小単位(メソッドやクラス)が正しく動作するかを検証するテスト
- 具体例: 「JUnitを使って各メソッドの正常系・異常系のテストケースを作成し実行する」
- 関連用語: 結合テスト、テスト仕様書、カバレッジ
37. 結合テスト(IT)
- 定義: Integration Testの略。複数のモジュールを結合し、連携が正しく動作するかを検証するテスト
- 具体例: 「フロントエンドとバックエンドのAPI連携が仕様通りに動作するかを確認する」
- 関連用語: 単体テスト、システムテスト、テスト計画
38. システムテスト(ST)
- 定義: System Testの略。システム全体が要件を満たしているかを検証するテスト
- 具体例: 「本番相当の環境で、業務シナリオに沿った一連のテストを実施する」
- 関連用語: 結合テスト、受入テスト、性能テスト
39. 上流工程
- 定義: システム開発の前半部分。要件定義や設計など、開発の方針を決める工程の総称
- 具体例: 「上流工程の経験がある人を募集しています。要件定義から基本設計をお任せします」
- 関連用語: 下流工程、要件定義、基本設計
40. 下流工程
- 定義: システム開発の後半部分。コーディングやテストなど、実際に作る工程の総称
- 具体例: 「下流工程メインの案件で、詳細設計〜結合テストまでを担当する」
- 関連用語: 上流工程、コーディング、テスト
41. ウォーターフォール
- 定義: 要件定義→設計→実装→テストと、各工程を順番に進める開発手法
- 具体例: 「金融系の大規模案件はウォーターフォールで進行。各工程の完了レビューが必須」
- 関連用語: アジャイル、V字モデル、工程管理
42. アジャイル
- 定義: 短い反復(スプリント)を繰り返し、少しずつ機能を追加していく開発手法
- 具体例: 「2週間スプリントのスクラム開発で、毎スプリント末にデモを実施する」
- 関連用語: スクラム、スプリント、ウォーターフォール
43. フルスタック
- 定義: フロントエンド・バックエンド・インフラなど、複数の技術領域を横断的にカバーできるスキルセット
- 具体例: 「React + Node.js + AWSのフルスタックエンジニアとして、一人でWebアプリの開発・運用を担当」
- 関連用語: フロントエンド、バックエンド、インフラ
44. フロントエンド
- 定義: ユーザーが直接操作する画面(UI)側の技術領域。HTML/CSS/JavaScriptが基本
- 具体例: 「React + TypeScriptでSPAのフロントエンド開発を担当する」
- 関連用語: バックエンド、UI/UX、SPA
45. バックエンド
- 定義: サーバー側の処理を担当する技術領域。API開発、DB操作、ビジネスロジックなど
- 具体例: 「Spring BootでREST APIを開発し、PostgreSQLでデータを管理する」
- 関連用語: フロントエンド、API、データベース
46. インフラ
- 定義: システムが稼働するための基盤。サーバー、ネットワーク、クラウド環境の構築・運用
- 具体例: 「AWS上にVPC、EC2、RDSを構築し、CloudFormationでIaCを実現する」
- 関連用語: クラウド、オンプレミス、SRE
47. SIer(エスアイヤー)
- 定義: System Integratorの略。システムの企画・設計・開発・運用を一括して請け負う企業
- 具体例: 「大手SIerが元請けとしてプロジェクト全体を管理し、各社にSESエンジニアを発注する」
- 関連用語: 元請け、ベンダー、ゼネコン
48. PMO(プロジェクトマネジメントオフィス)
- 定義: プロジェクト管理を支援する組織・役割。進捗管理、品質管理、リスク管理などを担う
- 具体例: 「PMOとして10名規模のプロジェクトの進捗管理と課題管理を担当する」
- 関連用語: PM、PL、プロジェクト管理
49. PM(プロジェクトマネージャー)
- 定義: プロジェクト全体の責任者。スコープ・スケジュール・コスト・品質を管理する
- 具体例: 「PMとして予算5,000万円、メンバー20名のシステム開発プロジェクトを統括する」
- 関連用語: PL、PMO、PMBOK
50. PL(プロジェクトリーダー)
- 定義: チーム単位でメンバーをまとめる役割。PMの下で実務的なリーダーシップを発揮する
- 具体例: 「開発チーム5名のPLとして、タスク割り振りとコードレビューを担当する」
- 関連用語: PM、SE、チームリーダー
51. SE(システムエンジニア)
- 定義: システムの設計・開発を行うエンジニアの総称。上流から下流まで幅広い役割を持つ
- 具体例: 「SEとして基本設計から結合テストまでを一貫して担当する」
- 関連用語: PG、PM、PL
52. PG(プログラマー)
- 定義: 設計書に基づいてプログラムを記述するエンジニア。主にコーディングとテストを担当
- 具体例: 「PGとして詳細設計書に従いJavaでバッチ処理のプログラムを実装する」
- 関連用語: SE、コーディング、単体テスト
53. 運用保守
- 定義: 本番稼働しているシステムの安定運用とメンテナンスを行う業務
- 具体例: 「24/365の運用体制で、障害対応・定期メンテナンス・パッチ適用を担当する」
- 関連用語: インフラ、監視、SLA
54. マイグレーション
- 定義: 既存システムを新しいシステム・環境へ移行すること
- 具体例: 「オンプレミスのOracleDBをAWS RDS(PostgreSQL)へマイグレーションするプロジェクト」
- 関連用語: リプレイス、クラウドリフト、データ移行
55. リファクタリング
- 定義: ソフトウェアの外部的な振る舞いを変えずに、内部構造を改善すること
- 具体例: 「レガシーコードのリファクタリングを行い、テスタビリティと可読性を向上させる」
- 関連用語: コードレビュー、技術的負債、保守性
営業・ビジネス系(25語)
56. 単価
- 定義: SESエンジニアの月額報酬額。案件の難易度・スキル・商流によって決まる
- 具体例: 「Java経験5年のSEで単価75万円。フリーランスなら80〜90万円が相場」
- 関連用語: 精算幅、商流、粗利
57. 人月(にんげつ)
- 定義: 1人のエンジニアが1ヶ月作業する工数を「1人月」とする単位
- 具体例: 「この開発は10人月の見積もり。5人×2ヶ月、または2人×5ヶ月で対応可能」
- 関連用語: 工数、見積もり、単価
58. 稼働率
- 定義: 所属エンジニアのうち、案件に参画している割合。SES企業の重要経営指標
- 具体例: 「今月のエンジニア稼働率は92%。待機者は50名中4名」
- 関連用語: 待機、アベイラブル、売上
59. 待機(アベイラブル)
- 定義: 案件に参画しておらず、次の案件を探している状態
- 具体例: 「前の案件が終了し、現在待機中。来月からの参画を目指して面談を受けている」
- 関連用語: 稼働率、面談、自社待機
60. 営業担当(営業マン)
- 定義: SES企業でエンジニアの案件獲得・マッチング・フォローを担う役職
- 具体例: 「営業担当が週に5件の案件情報を持ってきて、スキルに合った案件を提案してくれる」
- 関連用語: 案件、マッチング、面談
61. 案件
- 定義: エンジニアが参画する仕事・プロジェクトのこと
- 具体例: 「金融系のJava開発案件で、期間6ヶ月、単価80万円、勤務地は大手町」
- 関連用語: 面談、参画、単価
62. 面談(顔合わせ)
- 定義: 案件参画前に、クライアントとエンジニアが対面またはオンラインで行う選考面接
- 具体例: 「明日14時からクライアントとの面談。スキルシートをベースに経歴の説明を求められる」
- 関連用語: スキルシート、案件、参画
63. 参画
- 定義: 案件・プロジェクトに正式にメンバーとして加わること
- 具体例: 「来月1日から新規の金融系案件に参画予定。初日はPC受け取りとオリエンテーション」
- 関連用語: 面談、案件、離任
64. 離任(りにん)
- 定義: 参画中の案件から離れること。契約終了や案件変更によって発生する
- 具体例: 「今月末で現案件を離任し、来月から別の案件に参画する」
- 関連用語: 参画、契約終了、引き継ぎ
65. 引き継ぎ
- 定義: 離任時に、担当業務の知識やドキュメントを後任者に伝達すること
- 具体例: 「離任前の2週間で引き継ぎ資料を作成し、後任エンジニアにレクチャーする」
- 関連用語: 離任、ドキュメント、ナレッジ
66. BP(ビジネスパートナー)
- 定義: 自社エンジニアでは対応できない案件を埋めるために、協力関係にある他社のこと
- 具体例: 「自社にPython人材がいないため、BPのC社からエンジニアを調達する」
- 関連用語: 協力会社、パートナー企業、商流
67. 協力会社
- 定義: 業務提携し、案件紹介やエンジニアの相互融通を行うパートナー企業
- 具体例: 「協力会社5社とのネットワークで、幅広い技術領域の案件に対応できる体制を構築」
- 関連用語: BP、アライアンス、商流
68. 粗利(あらり)
- 定義: クライアントからの受注単価とエンジニアへの支払い額の差額。SES企業の利益の源泉
- 具体例: 「受注単価80万円 − エンジニア支払い55万円 = 粗利25万円(粗利率31%)」
- 関連用語: 単価、中間マージン、営業利益
69. 還元率
- 定義: 受注単価のうち、エンジニアに還元される割合。SES企業の待遇を示す重要指標
- 具体例: 「当社の還元率は75%。単価80万円なら月額報酬は60万円」
- 関連用語: 単価、粗利、手取り
70. エンド直(エンドちょく)
- 定義: 中間企業を挟まず、エンドユーザーと直接取引すること。単価が高くなる傾向がある
- 具体例: 「エンド直案件で単価90万円。商流が浅い分、還元率も高い」
- 関連用語: 商流、元請け、中間マージン
71. 提案書(案件提案)
- 定義: 営業がエンジニアに案件を紹介する際の資料。案件概要・単価・勤務条件等をまとめたもの
- 具体例: 「営業から3件の提案書が届き、技術スタックと勤務地を比較して希望を伝えた」
- 関連用語: 案件、面談、スキルマッチ
72. スキルマッチ
- 定義: エンジニアのスキルと案件の要求スキルが合致していること
- 具体例: 「Java + Spring Boot + AWS経験が求められる案件で、スキルマッチ度が高いと判断された」
- 関連用語: スキルシート、面談、案件
73. ヒアリング
- 定義: エンジニアの希望条件や技術スキルを営業が聞き取ること。また、クライアントのニーズを聞き取ること
- 具体例: 「月1回の営業ヒアリングで、現場の状況や今後のキャリア希望を伝える」
- 関連用語: 面談、営業担当、1on1
74. リプレイス
- 定義: 現在参画中のエンジニアを別のエンジニアに交代すること。また、既存システムの刷新
- 具体例: 「スキルミスマッチにより、参画2ヶ月で他のエンジニアにリプレイスされた」
- 関連用語: 離任、参画、引き継ぎ
75. 常駐先
- 定義: SESエンジニアが実際に業務を行うクライアントのオフィス
- 具体例: 「常駐先は品川のクライアントオフィス。週3出社、週2リモートのハイブリッド勤務」
- 関連用語: 客先常駐、リモートワーク、勤務地
76. 客先常駐
- 定義: クライアントのオフィスに出向いて業務を行う勤務形態。SESの基本スタイル
- 具体例: 「入社後は客先常駐でクライアント企業のオフィスに出社して開発業務を行う」
- 関連用語: 常駐先、SES、リモートワーク
77. リモート案件
- 定義: 自宅やサテライトオフィスから遠隔で参画できる案件
- 具体例: 「フルリモート案件で、北海道在住のエンジニアが東京のプロジェクトに参画している」
- 関連用語: 客先常駐、在宅勤務、ハイブリッド
78. 現場
- 定義: エンジニアが実際に業務を行う場所やプロジェクト環境を指す口語的表現
- 具体例: 「今の現場はJava + Oracle構成のレガシーシステム。来月から別の現場に移る予定」
- 関連用語: 常駐先、案件、プロジェクト
79. プロパー
- 定義: 元請けやクライアント企業の正社員のこと。SESエンジニアから見た「発注側の人」
- 具体例: 「プロパーのPMが要件を取りまとめ、SESエンジニアが設計・実装を担当する」
- 関連用語: 元請け、クライアント、外部要員
80. 帰社日
- 定義: 客先常駐のエンジニアが自社オフィスに集まる日。研修や交流が行われる
- 具体例: 「毎月第3金曜が帰社日。技術勉強会と全体ミーティングが開催される」
- 関連用語: 客先常駐、自社、帰属意識
キャリア・働き方系(20語)
81. キャリアパス
- 定義: エンジニアとしての成長の道筋。PG → SE → PL → PM のような段階的なキャリア形成
- 具体例: 「3年目でSE、5年目でPLを目指すキャリアパスを上司と面談で設定した」
- 関連用語: スキルアップ、昇給、役職
82. スキルアップ
- 定義: 技術力や業務能力を向上させること
- 具体例: 「現場でJavaを使いつつ、自主学習でKotlinを習得。次の案件でスキルアップを狙う」
- 関連用語: キャリアパス、資格取得、自己投資
83. 単価交渉
- 定義: エンジニアの単価(月額報酬)の引き上げをクライアントや所属企業と交渉すること
- 具体例: 「参画6ヶ月後のタイミングで営業に単価交渉を依頼。月5万円のアップに成功した」
- 関連用語: 単価、評価、昇給
84. 評価制度
- 定義: エンジニアの技術力・成果・貢献度を評価する仕組み。昇給や賞与に影響する
- 具体例: 「半期ごとの評価面談で、技術スキル・コミュニケーション・勤怠の3軸で評価される」
- 関連用語: 昇給、キャリアパス、人事制度
85. フリーランス
- 定義: 企業に所属せず、個人事業主として案件に参画するエンジニア
- 具体例: 「SES企業を退職しフリーランスに転身。エージェント経由で月単価90万円の案件を獲得」
- 関連用語: 個人事業主、エージェント、独立
86. エージェント
- 定義: フリーランスエンジニアに案件を紹介する仲介企業・サービス
- 具体例: 「レバテックフリーランスやPE-BANKなどのエージェントに登録し、案件を紹介してもらう」
- 関連用語: フリーランス、マージン、案件紹介
87. 正社員型SES
- 定義: SES企業に正社員として雇用され、客先常駐で業務を行う雇用形態
- 具体例: 「正社員型SESで安定した給与・福利厚生を得ながら、様々なプロジェクトを経験できる」
- 関連用語: SES、客先常駐、雇用形態
88. 契約社員
- 定義: 雇用期間が定められた有期雇用契約の社員。SES企業でも採用されることがある
- 具体例: 「1年間の契約社員として採用。更新の可否は業績と評価によって判断される」
- 関連用語: 正社員、派遣社員、雇用期間
89. 未経験入社
- 定義: IT業界やプログラミングの実務経験がない状態でSES企業に入社すること
- 具体例: 「文系卒で未経験入社。3ヶ月の社内研修後、テスト案件に初参画した」
- 関連用語: 研修、ポテンシャル採用、ジュニア
90. 研修期間
- 定義: 入社後に基礎的な技術やビジネスマナーを学ぶ期間。1〜3ヶ月が一般的
- 具体例: 「入社後2ヶ月間のJava研修を受講。基礎文法からSpring Bootまで学習した」
- 関連用語: 未経験入社、OJT、教育
91. OJT(On the Job Training)
- 定義: 実際の業務を通じて知識やスキルを習得する教育方法
- 具体例: 「先輩エンジニアのOJTのもと、テストケース作成から実行まで実践的に学んだ」
- 関連用語: 研修、メンター、教育
92. メンター
- 定義: 経験豊富な先輩がキャリアや技術面でアドバイス・サポートを行う役割
- 具体例: 「入社1年目はメンター制度があり、月1回の面談でキャリアの相談ができる」
- 関連用語: OJT、1on1、キャリア支援
93. 1on1(ワンオンワン)
- 定義: 上司やメンターとの1対1の定期面談。業務の悩みやキャリアについて話す場
- 具体例: 「月1回の1on1で現場の状況を報告し、次に挑戦したい技術領域について相談した」
- 関連用語: メンター、評価制度、キャリアパス
94. 転職
- 定義: 現在のSES企業を退職し、他の企業に移ること
- 具体例: 「SES企業からWeb系自社開発企業に転職。年収が50万円アップした」
- 関連用語: 退職、転職エージェント、キャリアチェンジ
95. 引き抜き
- 定義: SES先のクライアント企業が、常駐しているエンジニアを自社で直接雇用しようとすること
- 具体例: 「常駐先の部長から直接雇用の打診を受けたが、SES契約の競業避止条項に抵触する可能性がある」
- 関連用語: 競業避止義務、転職、直接雇用
96. 帰属意識
- 定義: 自社(SES企業)に対する所属感。客先常駐の場合、希薄になりやすい
- 具体例: 「帰社日や社内イベントを通じて帰属意識を高める取り組みを行っている」
- 関連用語: 帰社日、定着率、エンゲージメント
97. 定着率(離職率)
- 定義: エンジニアが企業に留まる割合(離職率はその逆)。SES企業の健全性を示す指標
- 具体例: 「当社の定着率は90%。業界平均(約75%)を大きく上回る」
- 関連用語: 帰属意識、福利厚生、働きやすさ
98. 福利厚生
- 定義: 給与以外の待遇。資格取得支援、書籍補助、リモート手当などSES企業ごとに異なる
- 具体例: 「資格取得費用全額負担、書籍購入月5,000円補助、リモートワーク手当月1万円」
- 関連用語: 待遇、給与、ワークライフバランス
99. 年収モデル
- 定義: 経験年数やスキルレベルごとの想定年収の目安
- 具体例: 「SES企業の年収モデル:1年目350万円、3年目450万円、5年目550万円、PM700万円〜」
- 関連用語: 単価、給与、キャリアパス
100. SES卒業
- 定義: SES企業での経験を経て、自社開発企業やフリーランスに転身すること
- 具体例: 「SESで3年間多様な現場を経験し、Webベンチャーの自社開発チームに転職してSESを卒業した」
- 関連用語: 転職、フリーランス、キャリアチェンジ
SES業界用語を覚えるコツ
1. カテゴリで関連付ける
用語は単体で覚えるより、関連する用語とセットで覚えると定着しやすくなります。
- 契約の流れ: 基本契約 → 個別契約 → 注文書 → 注文請書 → 検収 → 請求
- 商流の階層: エンド → 元請け → 2次請け → 3次請け
- 開発工程: 要件定義 → 基本設計 → 詳細設計 → コーディング → UT → IT → ST
2. 実務で使いながら覚える
営業担当との会話や面談で積極的に用語を使うことで、自然に定着します。わからない用語が出てきたら、その場で確認するクセをつけましょう。
3. この辞典をブックマークする
困ったときにすぐ引けるよう、このページをブックマークしておくことをおすすめします。
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まとめ
SES業界用語を理解することは、スムーズなコミュニケーションとキャリアアップの第一歩です。
この記事のまとめ
- SES業界には契約・技術・営業・キャリアの4カテゴリにまたがる専門用語がある
- 特に「商流」「単価」「精算幅」など契約系の用語はエンジニアにも必須の知識
- 用語を正しく理解することで、単価交渉やキャリア選択で有利になる
- この辞典をブックマークして、いつでも参照できるようにしておこう
SES BASEでは、SES業界で働くエンジニアに役立つ情報を発信しています。キャリアの悩みや案件探しでお困りの方は、ぜひ他の記事もご覧ください。
よくある質問
Q. SESとSIerの違いは?
A. SESは技術者の「労働力」を提供するサービス、SIerはシステムの「設計・開発」を受託するサービスです。SIerは成果物責任を負いますが、SESは善管注意義務のみです。
Q. SESでよく使われる「商流」とは?
A. エンドクライアントからエンジニアまでの企業の介在構造のことです。「1次請け」が最も近く、2次・3次と下がるほど中間マージンが増え、エンジニアの手取りが減ります。
Q. 「待機」と「アサイン」の違いは?
A. 「アサイン」は案件に配属された状態、「待機」は案件が決まっていない状態です。待機期間の給与は企業により異なり、60〜80%保証が一般的ですが、0%の企業もあります。