- ノーコード/ローコードのSES案件は2026年で前年比150%増、DX推進が加速
- Salesforce・Power Platform・kintoneが三大プラットフォーム
- コーディングスキルとの掛け合わせで月単価70万〜100万円が狙える
「ノーコードって本当にSES案件として成り立つの?」「従来のコーディングスキルは不要になる?」「ローコード案件の単価ってどのくらい?」
結論から言うと、ノーコード/ローコード案件はSES市場で最も成長率の高いカテゴリの一つです。DX推進法の改正やIT人材不足を背景に、業務アプリケーションの内製化ニーズが急拡大しており、それを支えるエンジニアの需要が爆発的に増えています。
この記事では、ノーコード/ローコード案件の市場動向、プラットフォーム別の特徴、単価相場、キャリアパスまでを現場目線で解説します。
- SES市場でノーコード/ローコード案件が増える背景
- 主要プラットフォーム別の案件動向と単価
- 従来型エンジニアが転向するメリット
- キャリアパスの選択肢
SES市場でノーコード/ローコード案件が増える背景

DX推進と内製化ニーズの拡大
企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)は、もはや「検討フェーズ」から「実装フェーズ」に移行しています。経済産業省のDXレポートによると、日本企業のDX投資額は2026年度に過去最高を更新する見込みです。
しかし、すべての企業がフルスクラッチ開発できるわけではありません。特に中堅・中小企業では:
- 開発予算が限られている
- 社内にエンジニアがいない
- 要件変更に素早く対応したい
こうしたニーズに応えるのが、ノーコード/ローコード開発です。
IT人材不足79万人時代の現実解
経産省の推計によると、2030年にはIT人材が最大79万人不足するとされています。この深刻な人材不足を補完する手段として、ノーコード/ローコードによる「市民開発者」の育成が企業のIT戦略に組み込まれるようになっています。
SESエンジニアに求められる役割も変化しており:
- 市民開発者の技術メンター
- ローコード基盤の設計・構築
- セキュリティ・ガバナンスの統制
といった「上流寄り」の業務が増加しています。
主要プラットフォーム別のSES案件動向
Salesforce(Lightning Platform)
Salesforceは依然としてローコード案件の最大勢力です。
- 案件例: Lightning Web Components開発、Apexカスタマイズ、Sales Cloud/Service Cloud導入
- 単価: 65〜100万円
- 特徴: 認定資格の有無が単価に直結。Admin + Platform Developer Iが最低ライン
Salesforceエンジニアの詳しい需要動向は「SES Salesforceエンジニア需要2026」で解説しています。
Microsoft Power Platform
Power Appsを中心としたMicrosoft Power Platformは、Microsoft 365導入企業をターゲットに急成長中です。
- 案件例: Power Apps業務アプリ構築、Power Automate業務フロー自動化、Power BI連携
- 単価: 55〜85万円
- 特徴: Azure ADとの連携知識が重要。Microsoft認定資格がプラス
kintone / サイボウズ
日本独自の強みを持つkintoneは、中小企業のDX案件で圧倒的な採用率を誇ります。
- 案件例: kintoneアプリ開発、プラグイン開発、データ移行
- 単価: 50〜75万円
- 特徴: JavaScript/CSSのカスタマイズスキルが差別化要素
OutSystems / Mendix
エンタープライズ向けのハイコード寄りローコードプラットフォームです。
- 案件例: 基幹系システムのモダナイゼーション、大規模Webアプリ構築
- 単価: 70〜100万円
- 特徴: 従来のJava/.NET経験者が転向しやすい
ノーコード/ローコードSES案件の単価相場
経験年数別の単価レンジ
| 経験年数 | kintone | Power Platform | Salesforce | OutSystems |
|---|---|---|---|---|
| 1年未満 | 45〜55万 | 50〜60万 | 55〜65万 | 55〜65万 |
| 1〜3年 | 55〜70万 | 60〜75万 | 65〜85万 | 65〜85万 |
| 3年以上 | 70〜80万 | 75〜90万 | 85〜100万 | 85〜100万 |
コーディングスキルとの掛け合わせで単価UP
ここが重要なポイントです。「ローコード × コーディング」の二刀流エンジニアは、ローコード専任より15〜25%高い単価を得ています。
理由は明確で:
- カスタムコンポーネントの開発ができる
- API連携・外部システム統合が可能
- パフォーマンスチューニングに対応できる
- セキュリティの技術的な判断ができる
SESでのスキルアップ戦略の全体像は「SESスキルアップロードマップ2026」を参考にしてください。
従来型エンジニアがローコード案件に転向するメリット
上流工程への参画機会
ローコード案件では、コーディングの比重が下がる分、要件定義・業務設計・ユーザーヒアリングといった上流工程への参画機会が増えます。
上流工程でのキャリア形成については「SES上流工程キャリアガイド」で詳しく解説しています。
業務コンサル的ポジション獲得
ローコード案件を重ねることで、業界特有の業務知識が蓄積されます。この知識を活かして:
- 業務改善コンサルタント
- DXアドバイザー
- 社内IT戦略の策定支援
といったコンサル的なポジションを獲得できるようになります。
ノーコード/ローコードエンジニアのキャリアパス
スペシャリスト路線
特定のプラットフォームを極める路線です。
- Salesforceスペシャリスト: Admin → Platform Developer I/II → Technical Architect
- Power Platformスペシャリスト: PL-100 → PL-400 → PL-600
- kintoneスペシャリスト: 認定アソシエイト → カスタマイズスペシャリスト
DXコンサルタント路線
複数プラットフォームの知識を武器に、企業のDX全体を支援する路線です。
- プラットフォーム選定のアドバイザリー
- DXロードマップの策定
- 組織変革の支援
年収面では、DXコンサルタントは年収800〜1200万円のレンジに到達可能です。
まとめ:プログラミング×ローコードの二刀流が最強
ノーコード/ローコード案件は、SES市場で確実に成長を続けている領域です。
今すぐ始めるべき3つのアクション:
- Power Appsの無料試用版で1つアプリを作ってみる
- 既存のコーディングスキルをベースに、ローコードとの掛け合わせを考える
- SES BASEでローコード案件の最新動向をチェックする
「コーディングだけ」でも「ローコードだけ」でもなく、両方を使いこなせるエンジニアが2026年のSES市場で最も求められています。
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