- SESネットワークエンジニアの需要は5G・IoT・ゼロトラスト需要で堅調に推移
- CCNAは未経験からSESネットワーク案件に参入する最強のパスポート
- クラウドネットワーク+セキュリティスキルを加えることで単価30%アップが狙える
「ネットワークエンジニアとしてSESで働くメリットは?」「CCNAを取得したけど実務でどう活かせるのか分からない」——こうした悩みを持つエンジニアは少なくありません。
結論から言うと、SESネットワークエンジニアはインフラ需要の拡大により今後も安定した需要がある職種です。さらにクラウドやセキュリティのスキルを掛け合わせることで、高単価案件へのステップアップも十分可能です。
この記事では、SESネットワークエンジニアの年収相場、CCNA資格の活かし方、2026年に求められるスキル、そしてキャリア戦略を実践的に解説します。
- SESネットワークエンジニアの需要が高まる背景
- 経験年数別の年収・単価レンジ
- CCNAがSESキャリアで有利な理由
- 2026年に習得すべきスキルTOP5
SESネットワークエンジニアの需要が高まる理由
5G・IoT・リモートワーク拡大による案件増
ネットワークエンジニアの需要を押し上げている要因は複数あります。
- 5Gインフラ整備:通信キャリアや企業の5Gネットワーク構築案件が急増
- IoTデバイスの爆発的増加:工場・物流・医療分野でのIoTネットワーク設計ニーズ
- リモートワークの定着:VPN・ゼロトラスト環境の構築と運用
- クラウドマイグレーション:オンプレからクラウドへのネットワーク再設計
総務省の「情報通信白書」によると、日本のIoTデバイス数は2026年に約3億台に達すると予測されており、ネットワークインフラの設計・運用を担うエンジニアの需要は今後も増加し続けます(出典:総務省 情報通信白書)。
2030年にネットワーク人材は3倍不足の予測
経済産業省のIT人材需給推計では、2030年までにIT人材は最大79万人不足すると予測されています。中でもインフラ・ネットワーク分野は深刻な人手不足が続いており、SES企業にとってネットワークエンジニアの確保は最重要課題の1つです。
この人材不足は裏を返せば、ネットワークエンジニアにとって売り手市場が続くことを意味します。
SESネットワークエンジニアの年収・単価相場
経験年数別の年収レンジ(300万〜650万円)
SES企業に正社員として所属するネットワークエンジニアの年収は、以下が一般的です。
| 経験年数 | 主な業務内容 | 年収レンジ |
|---|---|---|
| 未経験〜1年 | 監視・運用オペレーション | 280万〜350万円 |
| 2〜3年 | 運用保守・障害対応 | 350万〜420万円 |
| 4〜6年 | 設計・構築・検証 | 420万〜550万円 |
| 7年以上 | 上流設計・PM・チームリード | 550万〜700万円 |
SES案件の単価相場全般については「SES単価相場の最新動向」を参照してください。
クラウド・セキュリティスキルで単価30%アップ
ネットワークエンジニアの中でも、以下のスキルを持つエンジニアは明確に単価が上がります。
- クラウドネットワーク(AWS VPC・Azure VNet等):+15〜20%
- ゼロトラストセキュリティ:+10〜15%
- ネットワーク自動化(Ansible・Terraform):+10〜15%
これらを組み合わせると、同じ経験年数でも月額単価で10万〜20万円の差が生まれます。

CCNAがSESキャリアに有利な3つの理由
未経験からの参入パスポートになる
CCNAは、ネットワークの基礎知識を体系的に証明する資格として、SES業界で最も認知度が高い資格の1つです。
- **SES企業の求人の約60%**がCCNA保有者を優遇
- IT未経験からの転職でも、CCNA取得で書類通過率が2倍以上に
- 客先面談でもCCNA保有は即戦力の証明として評価される
特にSES業界では、資格が客先への提案書に記載されるため、営業面でも大きなアドバンテージになります。
上流工程・設計案件へのステップアップ
CCNAの知識体系は、ネットワークの設計・構築業務の基盤となります。
- ルーティング・スイッチングの深い理解で設計レビューに参加できる
- トラブルシューティング能力が評価され障害対応の主担当に
- CCNP・CCIEへのステップアップでアーキテクト案件にも参画可能
インフラ/クラウドエンジニアへの転換にも有効
CCNAで培ったネットワーク知識は、クラウドエンジニアやインフラエンジニアへの転換にも直結します。
- AWS VPC・サブネット設計はCCNAの知識がそのまま活きる
- Azure・GCPのネットワーク設計も基本概念は共通
- クラウドエンジニアへの転換で年収100万〜200万円アップの事例も
資格の活用法全般は「SESエンジニア資格ガイド」で詳しく紹介しています。
2026年に求められるネットワークスキルTOP5
クラウドネットワーク(AWS/Azure/GCP)
クラウド移行が加速する中、オンプレミスとクラウドのハイブリッドネットワーク設計ができるエンジニアの価値は非常に高くなっています。
- AWS VPC・Transit Gateway・Direct Connect
- Azure Virtual Network・ExpressRoute
- GCP VPC・Cloud Interconnect
ゼロトラストセキュリティ
従来の境界型セキュリティから、ゼロトラストモデルへの移行が急速に進んでいます。
- SASE(Secure Access Service Edge)の設計・導入
- ZTNA(Zero Trust Network Access)の構築
- マイクロセグメンテーションの実装
IaC・ネットワーク自動化
手動設定からInfrastructure as Codeへの移行は、ネットワーク分野でも必須のトレンドです。
- Ansible(ネットワークモジュール)による設定自動化
- Terraform によるネットワークインフラのコード管理
- Python + NAPALMによるマルチベンダー自動化
SD-WAN・エッジコンピューティング
拠点間接続の最適化と、エッジでのデータ処理ニーズが拡大しています。
- SD-WANの設計・導入・運用
- エッジコンピューティングのネットワーク設計
- CDN・WAF連携によるパフォーマンス最適化
マネジメント・英語力
技術力に加え、プロジェクト管理や英語でのドキュメント対応ができると、案件の幅が大きく広がります。
- ネットワーク更改プロジェクトのPM経験
- 外資系クライアントとの英語コミュニケーション
- ベンダーコントロール(Cisco・Juniper・Palo Alto等)
SESネットワーク案件の選び方と注意点
運用保守だけの案件に注意
SES案件の中には、「ネットワークエンジニア」という名目で実質的に監視オペレーターのポジションが含まれることがあります。
避けるべきサイン:
- 業務内容が「アラート監視・エスカレーション」のみ
- 夜勤シフトが中心で日勤帯の設計業務がない
- 使用するツールが監視ツールだけ(Zabbix・Nagios等の運用のみ)
スキルアップのロードマップについては「SESスキルアップロードマップ」も参考にしてください。
SES BASEで設計・構築案件を探すコツ
SES BASEでネットワーク案件を効率的に見つけるポイントは以下の通りです。
- **「設計」「構築」「検証」**のキーワードで上流案件を絞り込む
- スキルタグ「CCNA」「CCNP」「AWS」で複合検索
- 単価下限を設定してオペレーション案件を除外
- 案件の「必須スキル」と「歓迎スキル」を確認し、自分の強みが活きる案件を選ぶ
まとめ:CCNA+αでSESキャリアを加速させよう
SESネットワークエンジニアのキャリアをまとめます。
- 需要:5G・IoT・ゼロトラストで安定した案件数
- 年収:経験4年以上で420万〜550万円、クラウドスキル追加で30%アップ
- CCNA:未経験からの参入パスポート+上流工程へのステップアップ基盤
- 必須スキル:クラウドネットワーク・ゼロトラスト・自動化が2026年の3本柱
- 案件選び:運用保守だけの案件を避け、設計・構築案件でスキルを磨く
CCNAを起点に、クラウドやセキュリティのスキルを掛け合わせることで、SES市場での市場価値は大きく高まります。
SES BASEでネットワーク案件を探す
CCNA・ネットワークスキルを活かせるSES案件をSES BASEで検索してみてください。設計・構築案件が多数掲載されています。