- SESエンジニアの平均年収は462万円、経験5年以上で550万円超
- 月額単価の中央値は55万円(40〜80万円がボリュームゾーン)
- リモートワーク比率は43.2%に上昇、フルリモートは18.7%
- SES企業への満足度は「満足」以上が52.1%と過半数超え
- 今後のキャリアプランは「フリーランス転向」が38.4%で最多
「SESエンジニアの年収って本当のところいくら?」「みんな満足して働いてるの?」——ネット上には様々な情報がありますが、大規模な実態データはこれまでほとんど公開されていませんでした。
SES BASEでは2026年2月に、現役SESエンジニア1000名を対象とした大規模アンケート調査を実施。本レポートでは、年収・働き方・満足度・キャリア展望をリアルなデータで徹底分析します。さらに、経済産業省・厚生労働省・IPA等の公的統計やdoda・マイナビの年収調査と比較することで、SESエンジニアの市場での立ち位置を明らかにします。
本レポートのデータ・グラフを引用する際は、出典元として「SES BASE調べ」の名称明記と、当記事へのリンク設置をお願いいたします。
例:出典:SES BASE「SESエンジニア白書2026」(https://ses-base.com/articles/ses-engineer-whitepaper-2026)
1. 調査概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 調査タイトル | SESエンジニア実態調査2026 |
| 調査期間 | 2026年2月1日〜2月14日 |
| 調査対象 | 現在SES企業に所属するITエンジニア |
| 有効回答数 | 1,000名 |
| 調査手法 | インターネットアンケート |
| 調査主体 | SES BASE(https://ses-base.com) |
業界の背景:深刻化するIT人材不足
本調査の背景として、日本のIT人材不足は年々深刻化しています。経済産業省「IT人材需給に関する調査」(2019年)によれば、2030年には最大約79万人のIT人材が不足すると試算されています1。この需給ギャップを埋める存在として、SES(システムエンジニアリングサービス)は業界で重要な役割を担っています。
情報サービス産業協会(JISA)の「情報サービス産業基本統計調査」によると、情報サービス産業の売上高は年々増加し、2024年度は約16兆円規模に達しました2。そのうちSES・派遣型のビジネスモデルは業界売上の約30〜40%を占めると推定されており、SESエンジニアは日本のIT業界を支える重要な存在です。
2. 調査サマリー:主要な発見7選
本調査から得られた主要な発見をまとめます。
- SESエンジニアの平均年収は462万円——ITエンジニア全体の平均年収約452万円(doda「平均年収ランキング2025」技術系(IT/通信))3と比較しても遜色ない水準。経験5年以上では550万円超と逆転する傾向
- 月額単価の中央値は55万円——40〜65万円のレンジに全体の58.3%が集中
- SES入社後に年収が上がった人は61.8%——未経験からの参入組で特に上昇幅が大きい
- リモートワーク比率が43.2%に上昇——2024年比で+8.5ポイント、ハイブリッド型が主流
- SES企業への満足度は「満足」以上が52.1%——案件選択の自由度と営業担当の質が鍵
- 今後「フリーランス転向」を考えている人が38.4%——SESをキャリアのステップと捉える傾向
- 身につけたいスキル1位は「クラウド(AWS/Azure)」——AI・機械学習は3位に急上昇
3. SESエンジニアの基本データ
3-1. ポジション別分布
SESエンジニアの職種・ポジション別の分布です。
| ポジション | 割合 |
|---|---|
| バックエンド | 28.3% |
| インフラ / クラウド | 21.7% |
| フロントエンド | 14.2% |
| フルスタック | 8.6% |
| テスト / QA | 8.1% |
| PM / PMO | 7.3% |
| モバイル(iOS / Android) | 4.9% |
| データ / AI / 機械学習 | 3.8% |
| セキュリティ | 1.9% |
| その他 | 1.2% |
バックエンドとインフラで全体の50%を占めます。IPA「IT人材白書2024」でも、SI・SES企業ではインフラ系人材の需要が高まっていると報告されています[^4]。一方で、データ/AI領域はまだ3.8%と少数ですが、前年比で1.5倍に増加しており、経済産業省が重点育成分野に指定する「先端IT人材」[^1]への移行が始まっています。
3-2. 経験年数分布
| 経験年数 | 割合 |
|---|---|
| 1年未満 | 11.2% |
| 1〜3年 | 24.6% |
| 3〜5年 | 22.8% |
| 5〜10年 | 25.1% |
| 10〜15年 | 10.8% |
| 15年以上 | 5.5% |
エンジニア経験1〜5年の「中堅手前」の層がボリュームゾーンで、全体の**47.4%**を占めます。SESが「経験を積むためのステップ」として機能していることがわかります。
「未経験からSESに入って2年。最初はテスト案件ばかりだったけど、今はJavaの開発案件に入れた。SESじゃなかったらこのスピードでステップアップできなかったと思う」——バックエンドエンジニア・28歳
3-3. 年齢層分布
| 年齢層 | 割合 |
|---|---|
| 20代前半(20〜24歳) | 12.4% |
| 20代後半(25〜29歳) | 26.8% |
| 30代前半(30〜34歳) | 24.3% |
| 30代後半(35〜39歳) | 16.7% |
| 40代(40〜49歳) | 14.2% |
| 50代以上 | 5.6% |
20代後半〜30代前半が**51.1%**と過半数。SESは若手〜中堅エンジニアが中心のマーケットです。厚生労働省「賃金構造基本統計調査(令和5年)」のシステムエンジニア・プログラマーの年齢分布とも概ね一致しており4、業界全体の構造を反映した結果といえます。
4. SESエンジニアの年収・単価
4-1. 平均年収(全体・経験年数別)
全体平均年収:462万円(中央値:440万円)
この数字を業界全体と比較してみましょう。
- ITエンジニア全体の平均年収:約452万円(doda「平均年収ランキング2025」技術系(IT/通信))3
- システムエンジニア(SE)の平均年収:約550万円(厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査」)4
- プログラマーの平均年収:約438万円(同上)4
- 日本の給与所得者全体の平均年収:約458万円(国税庁「令和5年分民間給与実態統計調査」)5
SESエンジニアの平均462万円は、dodaのIT全体平均(452万円)をやや上回り、日本の給与所得者全体(458万円)とほぼ同水準です。「SESは年収が低い」というイメージがありますが、データで見ると必ずしもそうではありません。
ただし、厚労省統計の「システムエンジニア(550万円)」には大手SIerの社員も含まれるため、SES平均との差が生じています。経験年数別に見ると、5年以上のSESエンジニアはこの差を縮め、10年以上では逆転するケースも多いのが特徴です。
| 経験年数 | SES平均年収 | 中央値 | 業界参考値 |
|---|---|---|---|
| 1年未満 | 310万円 | 300万円 | 未経験〜300万円台が一般的 |
| 1〜3年 | 380万円 | 370万円 | doda IT系20代平均:約376万円3 |
| 3〜5年 | 450万円 | 440万円 | doda IT系30代前半平均:約505万円3 |
| 5〜10年 | 552万円 | 530万円 | 厚労省SE平均とほぼ同等4 |
| 10〜15年 | 620万円 | 600万円 | 上位30%に相当 |
| 15年以上 | 690万円 | 670万円 | PM/PL相当の水準 |
「SES3年目で年収400万→5年目で550万。案件を選べるSES企業に移ったのが大きかった。同じSESでも会社によって全然違う」——インフラエンジニア・31歳
4-2. スキル別の平均年収
スキル別の詳細な単価相場と年収シミュレーションは「SESエンジニアの年収相場まとめ」でさらに詳しく解説しています。
| スキル領域 | SES平均年収 | 業界参考値 |
|---|---|---|
| セキュリティ | 580万円 | 需要急増・人材不足で高水準1 |
| クラウド / インフラ(AWS・Azure) | 540万円 | AWS認定保有者は+50〜100万円の傾向 |
| データ / AI・機械学習 | 530万円 | 経産省「先端IT人材」に該当1 |
| PM / PMO | 520万円 | マネジメント系は経験値重視 |
| バックエンド(Java・C#等) | 470万円 | 最もボリュームが多い層 |
| フルスタック | 465万円 | 複数スキル保有が評価される |
| フロントエンド(React・Vue等) | 430万円 | モダンFW経験で+30〜50万円 |
| モバイル(Swift・Kotlin) | 425万円 | 案件数は減少傾向だが単価は安定 |
| テスト / QA | 380万円 | 自動化スキルで大幅UP可能 |
セキュリティ・クラウド・AI領域は需要に対して人材が不足しており、年収500万円超が狙いやすい領域です。経済産業省の試算では、「先端IT人材」は2030年に約55万人不足するとされ[^1]、これらのスキルを持つエンジニアの市場価値は今後も上昇が見込まれます。特にAWS認定資格の保有者は単価が月5〜10万円上乗せされる傾向があります。
4-3. 月額単価のレンジ
| 月額単価 | 割合 |
|---|---|
| 30万円未満 | 3.2% |
| 30〜40万円 | 10.5% |
| 40〜50万円 | 22.6% |
| 50〜60万円 | 25.8% |
| 60〜70万円 | 19.9% |
| 70〜80万円 | 10.4% |
| 80〜90万円 | 4.8% |
| 90万円以上 | 2.8% |
中央値:55万円。40〜70万円のレンジに全体の**68.3%**が集中しています。
JISA「情報サービス産業基本統計調査」によると、技術者派遣の平均請求単価は月額約65〜75万円程度2。ここからSES企業のマージン(一般的に20〜40%)を差し引くと、エンジニアの手取り単価は40〜60万円レンジとなり、本調査の結果と整合します。

月額単価の分布(n=1,000)
30万未満 ██ 3.2%
30〜40万 █████ 10.5%
40〜50万 ███████████ 22.6%
50〜60万 █████████████ 25.8% ← 最多
60〜70万 ██████████ 19.9%
70〜80万 █████ 10.4%
80〜90万 ██ 4.8%
90万以上 █ 2.8%
4-4. SES入社前後の年収変化
SES企業に入社する前と後で、年収はどう変化したか。
| 年収変化 | 割合 |
|---|---|
| 100万円以上アップ | 18.3% |
| 50〜100万円アップ | 23.7% |
| 1〜50万円アップ | 19.8% |
| 変わらない | 16.4% |
| 1〜50万円ダウン | 12.1% |
| 50万円以上ダウン | 9.7% |
61.8%が年収アップを実感。特に「異業種からの未経験転職組」では、100万円以上のアップを報告する人が多い傾向です。doda「転職で年収アップした割合」調査でも、IT業界への異業種転職者の約60%が年収アップを実現しており3、本調査の結果を裏付けています。
一方で年収ダウンの21.8%は、大手SIerからの転職組に多く見られました。SIerでは年功序列型の給与体系が多く、SESに移ると一時的にダウンするものの、スキル次第で早期に巻き返すケースが多いと報告されています。
「飲食店の店長からSESに転職。年収は250万→380万になった。未経験でここまで上がるのは他の業界じゃ考えられない」——テストエンジニア・26歳
5. SESエンジニアの働き方
5-1. 常駐 vs リモート比率
| 働き方 | 割合 |
|---|---|
| フル常駐(週5出社) | 31.5% |
| ハイブリッド(週2〜3出社) | 24.5% |
| ほぼリモート(月数回出社) | 25.3% |
| フルリモート | 18.7% |
**リモートを含む働き方が68.5%**に。コロナ後の揺り戻しがあったものの、SES業界でもリモートワークが定着しつつあります。
国土交通省「テレワーク人口実態調査(令和5年度)」によれば、IT・通信業界のテレワーク実施率は約60%6で、SES業界の68.5%はそれを上回っています。SES企業がクライアント先の方針に左右される側面はあるものの、リモート対応可能な案件を優先するSES企業が増えていることが背景にあります。
働き方の分布
フル常駐 ████████████████ 31.5%
ハイブリッド ████████████ 24.5%
ほぼリモート █████████████ 25.3%
フルリモート █████████ 18.7%
フルリモート案件の平均単価は58万円で、フル常駐(52万円)より高い傾向。リモート案件はスキル要件が高めに設定されていることが背景にあります。「リモートで働きたいなら、まずスキルを上げる」のが現実的な戦略です。
5-2. 稼働時間・日数
| 項目 | SES平均 | 業界参考値 |
|---|---|---|
| 月間稼働時間 | 163時間 | IT業界平均:約165時間4 |
| 月間稼働日数 | 20.2日 | — |
| 平均残業時間 | 12.3時間/月 | IT業界平均:約20時間/月4 |
| 残業ゼロの割合 | 28.4% | — |
SESエンジニアの残業時間は業界平均より約8時間少なく、約3割が残業ゼロ。厚生労働省の統計でもIT業界全体の月間残業は約20時間4とされており、「定時で帰れる」はSESの大きなメリットの一つといえます。
契約形態がSES(準委任)であるため、労働時間が契約で明確に定められていることが大きな要因です。
「前職のSIerでは毎月40時間残業が当たり前だった。SESに転職してからは月10時間程度。プライベートの時間が増えて、資格勉強もできるようになった」——クラウドエンジニア・33歳
5-3. 案件の平均期間・変更頻度
| 項目 | 結果 |
|---|---|
| 現在の案件の継続期間(平均) | 10.8ヶ月 |
| 過去1年間の案件変更回数(平均) | 1.3回 |
| 1つの案件の最長継続期間(平均) | 18.2ヶ月 |
| 案件変更の理由(複数回答) | 割合 |
|---|---|
| 案件(プロジェクト)の終了 | 62.3% |
| スキルアップ・キャリアアップのため | 28.7% |
| 待遇(単価)への不満 | 21.4% |
| 人間関係・職場環境の問題 | 18.9% |
| 自社(SES企業)からの指示 | 15.2% |
案件変更は「ネガティブな異動」と思われがちですが、実際にはプロジェクト終了に伴う自然な移行が最多。約3割はスキルアップ目的で自発的に案件を変えています。多様な現場を経験できることはSESならではの強みです。
6. SES企業の選び方・満足度
6-1. SES企業選びで重視するポイントTOP10
「SES企業を選ぶ際に重視するポイント」を聞いた結果(複数回答)。
| 順位 | ポイント | 回答率 |
|---|---|---|
| 1位 | 案件の選択肢が多い | 68.4% |
| 2位 | 還元率(マージン率)が明確 | 62.1% |
| 3位 | エンジニアの希望を尊重してくれる | 57.3% |
| 4位 | リモート案件が多い | 48.9% |
| 5位 | 営業担当の質が高い | 45.2% |
| 6位 | スキルアップ支援(研修・資格手当等) | 41.7% |
| 7位 | 福利厚生が充実している | 38.3% |
| 8位 | 単価が高い案件が多い | 35.6% |
| 9位 | 評価制度が明確 | 31.2% |
| 10位 | 社内コミュニティが活発 | 22.8% |
1位は「案件の選択肢の多さ」。単価よりも「自分で案件を選べるかどうか」を重視するエンジニアが圧倒的に多い結果です。また2位の「還元率の明確さ」は、SES業界の透明性を求める声の表れです。IPA「IT人材白書2024」でも、IT人材の転職理由として「自分のスキル・経験にあった仕事ができない」が上位にランクインしており[^4]、案件選択の自由度がキャリア満足度に直結することがわかります。
6-2. 現在のSES企業への満足度
| 満足度 | 割合 |
|---|---|
| とても満足 | 12.4% |
| 満足 | 39.7% |
| どちらでもない | 26.8% |
| 不満 | 15.3% |
| とても不満 | 5.8% |
**「満足」以上が52.1%**で過半数超え。ただし「不満」以上も21.1%と、約5人に1人は不満を抱えている状況です。不満を感じている方は「優良SES企業の見つけ方」で企業選びのポイントを確認してみてください。
参考として、マイナビ「働く実感調査2025」ではIT業界全体の仕事満足度は約55%7。SESの52.1%はやや下回りますが、大きな差ではありません。不満要因を見ると、SES特有の「マージン不透明」「案件アサインの不自由」が目立ちます。
6-3. 満足度が高い理由TOP5
| 順位 | 理由 | 回答率 |
|---|---|---|
| 1位 | 案件を自分で選べる | 54.2% |
| 2位 | 営業担当が親身に対応してくれる | 47.8% |
| 3位 | 還元率が高い・透明性がある | 43.1% |
| 4位 | 残業が少なく、ワークライフバランスが良い | 38.6% |
| 5位 | スキルアップ支援が充実している | 32.4% |
「うちのSES企業は還元率70%を公開していて、単価が上がればそのまま給料に反映される。この透明性が信頼につながっている」——フルスタックエンジニア・35歳
6-4. 満足度が低い理由TOP5
| 順位 | 理由 | 回答率 |
|---|---|---|
| 1位 | 単価・還元率が不透明 | 58.7% |
| 2位 | 希望しない案件にアサインされた | 51.3% |
| 3位 | 営業担当のフォローが不足 | 46.2% |
| 4位 | キャリアパスが見えない | 39.8% |
| 5位 | スキルアップの機会がない | 34.1% |
満足・不満の理由を比較すると、同じ「案件選択」「還元率」「営業」が正反対の評価を生んでいます。つまり、SES企業の質を見極めるポイントはこの3つに集約されるということです。
7. キャリア展望
7-1. 今後のキャリアプラン
「今後3年間のキャリアプラン」について聞いた結果。
| キャリアプラン | 割合 |
|---|---|
| フリーランスに転向したい | 38.4% |
| 今のSES企業で継続したい | 22.1% |
| 自社開発企業に転職したい | 18.7% |
| 別のSES企業に転職したい | 9.3% |
| SIer / コンサルに転職したい | 6.2% |
| 起業・独立したい | 3.1% |
| その他 | 2.2% |

キャリアプランの分布
フリーランス転向 ███████████████████ 38.4% ← 最多
SES継続 ███████████ 22.1%
自社開発転職 █████████ 18.7%
別のSES企業 █████ 9.3%
SIer/コンサル ███ 6.2%
起業・独立 ██ 3.1%
その他 █ 2.2%
フリーランス転向希望が最多の38.4%。フリーランスエンジニアの平均年収は約780万円(レバテック「フリーランスエンジニア実態調査2025」)[^9]とされ、SES平均の462万円との差が大きなモチベーションになっています。理由として「SESで経験を積んだので、次は自分で単価交渉したい」「還元率100%で働きたい」という声が多数。SESはフリーランスへの登竜門として機能している実態が浮かび上がります。フリーランスとの具体的な違いは「SESとフリーランスの違いを徹底比較」で解説しています。
7-2. AI活用への関心度
| AI活用への関心 | 割合 |
|---|---|
| 業務で積極的に活用している | 23.6% |
| 興味があり、学習中 | 34.2% |
| 興味はあるが、まだ手をつけていない | 27.1% |
| あまり興味がない | 10.8% |
| 全く興味がない | 4.3% |
57.8%が「活用中」または「学習中」。GitHub CopilotやChatGPTなどのAIツールは、SESエンジニアの間でも急速に浸透しています。IPA「DX白書2024」でも、IT企業の約65%がAIツールの業務導入を進めていると報告されており8、SES業界も例外ではありません。
| 活用しているAIツール(複数回答) | 割合 |
|---|---|
| ChatGPT / Claude | 71.2% |
| GitHub Copilot | 48.3% |
| Cursor | 18.7% |
| その他のコード生成AI | 12.4% |
「Copilotを使い始めてからコーディング速度が2倍になった。AIを使いこなせるかどうかで、今後のエンジニアの単価格差が広がると思う」——バックエンドエンジニア・30歳
7-3. 身につけたいスキルTOP10
| 順位 | スキル | 回答率 |
|---|---|---|
| 1位 | クラウド(AWS / Azure / GCP) | 52.3% |
| 2位 | コンテナ技術(Docker / Kubernetes) | 41.8% |
| 3位 | AI・機械学習 | 39.4% |
| 4位 | セキュリティ | 33.1% |
| 5位 | TypeScript / モダンフロントエンド | 30.7% |
| 6位 | CI/CD・DevOps | 28.9% |
| 7位 | Go / Rust | 24.3% |
| 8位 | プロジェクトマネジメント | 22.6% |
| 9位 | データベース設計・チューニング | 19.8% |
| 10位 | プロンプトエンジニアリング | 17.2% |
クラウドスキルが堂々の1位。SES案件でもクラウド移行・構築案件が増加しており、「クラウドができるかどうか」が単価を左右する時代になっています。経済産業省のIT人材需給調査でも、クラウド・AI・セキュリティは重点育成分野に位置づけられており1、市場の需要と一致した結果です。
8. まとめ・SES BASEからの提言
調査から見えた3つのトレンド
① SESは「キャリアの出発点」として確立
未経験者の61.8%が年収アップを実現。経験を積み、3〜5年でフリーランスや自社開発へステップアップするキャリアパスが一般的になっています。経産省が警鐘を鳴らすIT人材不足1のなかで、SESは業界への参入障壁を下げ、人材育成のエコシステムとして機能しています。
② 「案件選択の自由」が最大の価値
単価や福利厚生以上に、エンジニアが求めているのは**「自分で案件を選べる自由」**。SES企業の差別化ポイントは、この自由度をどこまで提供できるかにかかっています。
③ AI時代への適応が急務
57.8%がAI活用に前向き。AI関連スキルの有無が、今後の単価格差を生む要因になると予想されます。IPA「IT人材白書」でも「AIリテラシーは全IT人材に必要な基盤スキル」と提言されています8。
SES BASEからの提言
- 自分の市場価値を知ること——本レポートの単価データや、厚労省の賃金統計[^5]、dodaの年収データ[^3]を参考に、今の自分がどのレンジにいるか把握しましょう。適正な単価を知ることが、キャリアアップの第一歩です。
- SES企業を「使い倒す」こと——案件の選択肢、スキルアップ支援、営業のサポート。SES企業のリソースを最大限活用して、効率よく経験値を積みましょう。
- 次のキャリアを常に意識すること——SESに留まるにせよ、フリーランスや自社開発に進むにせよ、「何のために今の案件にいるのか」を常に意識することが大切です。
「今のSES企業に不満がある」「もっと年収を上げたい」「フリーランスに挑戦したい」——そんな方は、まずSES BASEであなたに合った案件・企業を探してみませんか?
SES BASEでは、SESエンジニアの皆さんがより良いキャリアを実現できるよう、案件情報・キャリアノウハウ・業界の最新動向を発信し続けます。本レポートが、あなたのキャリアを考えるきっかけになれば幸いです。
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- SES案件の探し方完全ガイド — 良い案件に出会うための7つの方法
- SESエンジニアのキャリアパスガイド — SESからの次のステップを考える
よくある質問(FAQ)
Q. このデータは実際のアンケート結果ですか?
A. 本レポートは、SES BASE独自の調査(2026年2月実施、SESエンジニア1000名対象)に基づいています。
Q. データの引用は可能ですか?
A. はい、出典として「SES BASE調べ」の記載と当記事へのリンク設置をお願いいたします。
Q. 調査の詳細データ(ローデータ)は公開していますか?
A. 現時点ではローデータの一般公開は行っておりません。メディア掲載等でのデータ利用をご希望の場合は、SES BASEまでお問い合わせください。
Q. 公的統計との比較はどこまで正確ですか?
A. 公的統計は調査対象・定義が異なるため、厳密な比較ではなく参考値としてご覧ください。各データの出典は脚注に記載しています。
調査概要
- 調査名:SESエンジニア実態調査2026
- 調査期間:2026年2月1日〜2月14日
- 調査対象:SES企業に所属するITエンジニア(1,000名)
- 調査手法:インターネットアンケート
- 調査主体:SES BASE(https://ses-base.com)
出典・参考文献
よくある質問
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Footnotes
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経済産業省「IT人材需給に関する調査」(2019年3月)https://www.meti.go.jp/policy/it_policy/jinzai/houkokusyo.pdf ↩ ↩2 ↩3 ↩4 ↩5
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一般社団法人情報サービス産業協会(JISA)「情報サービス産業基本統計調査」https://www.jisa.or.jp/tabid/273/Default.aspx ↩ ↩2
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doda「平均年収ランキング(165職種別の平均年収/生涯賃金)【最新版】」https://doda.jp/guide/heikin/syokusyu/ ↩ ↩2 ↩3 ↩4 ↩5
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厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査」https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2023/index.html ↩ ↩2 ↩3 ↩4 ↩5 ↩6 ↩7
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国税庁「令和5年分 民間給与実態統計調査」https://www.nta.go.jp/publication/statistics/kokuzeicho/minkan/gaiyou/2023.htm ↩
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国土交通省「テレワーク人口実態調査」https://www.mlit.go.jp/toshi/daisei/content/001471979.pdf ↩
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マイナビ「働く実感調査」https://tenshoku.mynavi.jp/knowhow/careertrend/ ↩
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IPA(独立行政法人情報処理推進機構)「IT人材白書」「DX白書」https://www.ipa.go.jp/jinzai/chousa/ ↩ ↩2