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Antigravity×ADKエージェント開発入門|Google Agent Development Kit実践ガイド

Antigravity×ADKエージェント開発入門|Google Agent Development Kit実践ガイド

Google AntigravityADKエージェント開発GeminiAIツール2026年
目次

「AIエージェントを作ってみたいけど、どこから始めればいいかわからない」——そんなエンジニアにとって、Google ADK(Agent Development Kit)は最適なスタートラインです。

ADKは、Googleが提供するAIエージェント開発フレームワークで、Antigravityとのネイティブ統合により、シンプルなHello Worldから本格的なマルチエージェントシステムまでを一貫して構築できます。

この記事では、ADKの基本セットアップからマルチエージェントアーキテクチャの設計、Cloud Runへのデプロイまで、実践的なエージェント開発の全工程を解説します。

ADKエージェント開発アーキテクチャ図解

Google ADK(Agent Development Kit)とは

ADK(Agent Development Kit)は、Googleが2025年にリリースしたAIエージェント開発のためのオープンソースフレームワークです。Geminiモデルをバックエンドに、複雑な自律型エージェントを効率的に構築できます。

Antigravityとの統合ポイント

AntigravityはGoogleのAIコーディングアシスタントであり、ADKとは以下のポイントで統合されています。

  • エージェントの開発支援:Antigravityがエージェントコードの生成・レビューを実行
  • デバッグ支援:エージェントの動作ログを解析して問題を特定
  • ツール定義の自動生成:関数シグネチャからツール定義を自動作成
  • テストケース生成:エージェントの振る舞いテストを自動生成

マルチエージェント開発ガイドでも基本的なマルチエージェントの概念を解説しています。

LangChain / CrewAIとの違い

ADKと他のフレームワークとの比較は以下の通りです。

機能ADKLangChainCrewAI
Gemini最適化◎ ネイティブ△ アダプタ経由△ アダプタ経由
マルチエージェント◎ 組み込み○ LCEL○ Crew構造
ツール定義簡潔(デコレータ)柔軟(Tool class)柔軟(Tool class)
Google Cloud統合◎ ネイティブ△ 手動設定△ 手動設定
学習曲線低い中程度中程度
日本語対応◎ Geminiの強み

ADK開発環境のセットアップ

Pythonパッケージのインストール

ADKのセットアップは非常にシンプルです。

pip install google-adk

プロジェクト構成:

my-agent/
├── agent.py          # メインエージェント定義
├── tools/            # カスタムツール
│   ├── __init__.py
│   └── search.py
├── prompts/          # プロンプトテンプレート
│   └── system.md
├── tests/            # テスト
│   └── test_agent.py
└── adk.config.yaml   # ADK設定ファイル

Geminiモデルの設定とAPIキー

import google.adk as adk

# APIキーの設定(環境変数推奨)
adk.configure(api_key="GOOGLE_API_KEY")

# モデルの選択
model = adk.models.gemini_pro()

Google Cloud公式ドキュメント(出典:Google AI for Developers)でAPIキーの取得方法を確認できます。

基本エージェントの作成(Hello Worldから実用まで)

ツール定義とエージェント登録

ADKのツール定義は、Pythonデコレータで簡潔に記述できます。

from google.adk import Agent, tool

@tool
def get_weather(city: str) -> str:
    """指定された都市の天気を取得する"""
    # 実装
    return f"{city}の天気: 晴れ、25℃"

@tool
def search_articles(query: str) -> list[dict]:
    """記事を検索する"""
    # 実装
    return [{"title": "記事タイトル", "url": "https://example.com"}]

# エージェントの定義
agent = Agent(
    name="weather-assistant",
    model="gemini-2.5-pro",
    tools=[get_weather, search_articles],
    system_prompt="あなたは天気情報を提供するアシスタントです。"
)

Antigravityからのエージェント呼び出し

Antigravity内でADKエージェントを呼び出す方法は以下の通りです。

# Antigravityのターミナルで
result = agent.run("東京の天気を教えて")
print(result)

API統合ガイドで外部APIとの連携パターンも確認しましょう。

マルチエージェントアーキテクチャの設計

ルーター・ワーカー・レビューアーパターン

複雑なタスクを処理するための最も一般的なパターンです。

from google.adk import Agent, Router, Pipeline

# ワーカーエージェント
researcher = Agent(name="researcher", tools=[web_search])
writer = Agent(name="writer", tools=[generate_text])
reviewer = Agent(name="reviewer", tools=[check_quality])

# ルーターエージェント
router = Router(
    agents=[researcher, writer, reviewer],
    strategy="sequential"  # sequential / parallel / conditional
)

# パイプライン実行
pipeline = Pipeline(router=router)
result = pipeline.run("SESエンジニアのキャリアについて記事を書いて")

エージェント間の状態共有

ADKでは、Contextオブジェクトを通じてエージェント間で状態を共有します。

from google.adk import Context

ctx = Context()
ctx.set("research_data", researcher_output)
writer.run("記事を執筆", context=ctx)

外部ツール統合(API・データベース・ファイル操作)

ADKのツール統合は、REST API、データベース、ファイルシステムなど幅広い外部リソースに対応しています。

@tool
def query_database(sql: str) -> list[dict]:
    """データベースにクエリを実行する"""
    # Cloud SQLへの接続
    pass

@tool
def upload_to_drive(file_path: str, folder_id: str) -> str:
    """Google Driveにファイルをアップロードする"""
    # Drive API呼び出し
    pass

プラグイン・スキルガイドでサードパーティプラグインの統合方法も学べます。

テストとデバッグ|ADK Web UIの活用

ADKには組み込みのWeb UIが搭載されており、エージェントの動作をリアルタイムで確認できます。

adk web --agent my-agent/agent.py

Web UIの主な機能:

  • 会話ログ:エージェントとの全やり取りを時系列で確認
  • ツール呼び出しトレース:どのツールが、どの引数で呼び出されたか
  • ステップバイステップ実行:各ステップを1つずつ実行して動作確認
  • 状態ビューア:Contextオブジェクトの中身を可視化

Cloud Runへのデプロイとスケーリング

ADKエージェントをGoogle Cloud Runにデプロイする手順は以下の通りです。

# Dockerfileの作成
adk dockerize --output Dockerfile

# Cloud Runへのデプロイ
gcloud run deploy my-agent \
  --source . \
  --region asia-northeast1 \
  --allow-unauthenticated

クラウドデプロイガイドで、本番環境向けのスケーリング設定も確認できます。

スケーリングのポイント

  • 最小インスタンス数:レイテンシ要件に応じて設定
  • 最大同時リクエスト数:Gemini APIのレート制限を考慮
  • タイムアウト:エージェントの処理時間に合わせて設定(デフォルト300秒)

Gemini 3.1 Proガイドで最新モデルの活用法もチェックしましょう。

まとめ

Google ADKは、AIエージェント開発をシンプルかつ強力に実現するフレームワークです。

  • Antigravityとのネイティブ統合で開発効率が大幅に向上
  • デコレータベースのツール定義でシンプルにエージェントを構築
  • マルチエージェントアーキテクチャで複雑なタスクに対応
  • ADK Web UIで直感的なデバッグが可能
  • Cloud Runへの簡単デプロイでスケーラブルな運用

AIエージェントの開発は、もはや一部の専門家だけのものではありません。ADKを使えば、あなたのアイデアを実際に動くエージェントに変えることができます。まずはHello Worldから始めてみましょう。

Google Antigravityの活用法をさらに深く学びたい方は、Google Antigravity完全攻略シリーズをご覧ください。

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SES BASE 編集長

SES業界歴10年以上のメンバーが在籍する編集チーム。SES企業での営業・エンジニア経験、フリーランス独立経験を持つメンバーが、業界のリアルな情報をお届けします。

📊 業界データに基づく記事制作 🔍 IPA・経済産業省データ参照 💼 SES実務経験者が執筆・監修