- すぐにコピペで使えるClaude Codeプロンプトテンプレートを用途別に収録
- 「コード生成」「リファクタ」「テスト」「レビュー」「ドキュメント」の5カテゴリで網羅
- テンプレートの「カスタマイズ変数」を自分のプロジェクトに置き換えるだけで即実戦投入可能
Claude Codeを使い始めたものの、毎回ゼロからプロンプトを考えるのが手間と感じていませんか? プロンプトの書き方次第で出力品質は大きく変わりますが、毎回一から考えるのは非効率です。
そこで本記事では、開発現場ですぐに使える実践的なプロンプトテンプレートを場面別に厳選して紹介します。テンプレート内の {変数} を自分のプロジェクトに合わせて置き換えるだけで、即座に高品質な出力を得られます。
プロンプト設計の基本理論については、Claude Code プロンプト設計術で詳しく解説していますので、あわせてご参照ください。
- Claude Codeで成果を出すプロンプトの共通フォーマット
- 5つの開発シーン別プロンプトテンプレート
- テンプレートをカスタマイズするコツ
- CLAUDE.mdとの連携でテンプレート効果を最大化する方法
プロンプトテンプレートの基本フォーマット
本記事のテンプレートはすべて、プロンプト設計術で解説したCTCOフレームワークに基づいています。
| 要素 | 役割 | テンプレートでの表現 |
|---|---|---|
| Context(文脈) | プロジェクトの前提情報 | {言語}, {フレームワーク} |
| Task(タスク) | 具体的にやってほしいこと | テンプレートの本文 |
| Constraints(制約) | 守ってほしいルール | 箇条書きの制約リスト |
| Output(出力形式) | 期待する成果物 | 出力ファイル・形式の指定 |
テンプレートの変数記法
テンプレート内の {...} は、自分のプロジェクトに合わせて置き換えてください。
| 変数 | 説明 | 例 |
|---|---|---|
{言語} | プログラミング言語 | TypeScript, Python, Go |
{フレームワーク} | 使用フレームワーク | React, Next.js, FastAPI |
{ファイルパス} | 対象ファイルのパス | src/components/Button.tsx |
{機能名} | 実装する機能の名前 | ユーザー認証, 決済処理 |
{テストFW} | テストフレームワーク | Vitest, Jest, pytest |
カテゴリ1: コード生成テンプレート
新しいコンポーネントや機能を作成する際に使えるテンプレートです。
テンプレート1: 新規コンポーネント作成
claude "{フレームワーク} + {言語}のプロジェクトで、
{機能名}コンポーネントを新規作成してください。
【要件】
- {要件1}
- {要件2}
- {要件3}
【制約】
- 既存の {参照コンポーネント} のコーディングスタイルに合わせる
- {言語}の型定義を厳密に行う(any禁止)
- アクセシビリティ(aria属性)対応
【出力】
1. {コンポーネント名}.tsx(コンポーネント本体)
2. {コンポーネント名}.test.tsx(テスト)"
使用例: React + TypeScriptで検索フォームを作る場合、{機能名} → 「検索フォーム」、{要件} → 「キーワード入力、カテゴリ選択、リアルタイムバリデーション」のように置き換えます。
テンプレート2: APIエンドポイント作成
claude "{フレームワーク}で{リソース名}の REST APIエンドポイントを作成してください。
【仕様】
- メソッド: {GET|POST|PUT|DELETE}
- パス: /api/{リソース名}
- リクエストボディ: {スキーマの説明}
- レスポンス: {期待するレスポンス形式}
【制約】
- バリデーションは{バリデーションライブラリ}を使用
- エラーレスポンスは統一フォーマット(status, message, details)
- 認証ミドルウェアを適用
【出力】
- ルーティング定義
- コントローラー
- バリデーションスキーマ"
テンプレート3: データベーススキーマ・マイグレーション
claude "{ORM名}で以下のテーブルのスキーマとマイグレーションを作成してください。
【テーブル: {テーブル名}】
- {カラム1}: {型} - {説明}
- {カラム2}: {型} - {説明}
- {カラム3}: {型} - {説明}
【リレーション】
- {テーブルA} → {テーブルB}: {1対多|多対多}
【制約】
- インデックスを適切に設定
- created_at, updated_at を自動管理
- 外部キー制約を設定"
テンプレート4: バッチ処理・スクリプト
claude "{言語}で{処理内容}のバッチスクリプトを作成してください。
【処理フロー】
1. {データソース}からデータを取得
2. {変換ルール}に基づいてデータを加工
3. {出力先}に結果を保存
【非機能要件】
- 大量データ対応({想定件数}件): チャンク処理で実装
- エラー時はログに記録して次のレコードを継続処理
- 実行時間の計測とサマリーログの出力
- ドライランモード(--dry-run)対応"
テンプレート5: 環境変数・設定ファイル生成
claude "このプロジェクトの設定ファイルを整備してください。
【タスク】
1. .env.example を作成(全環境変数の一覧と説明コメント付き)
2. {設定ライブラリ}で型安全な設定読み込みモジュールを作成
3. 環境ごと(development / staging / production)のデフォルト値を設定
【制約】
- シークレット値はプレースホルダーにする
- 必須の環境変数が未設定の場合は起動時にエラーを出す"

カテゴリ2: リファクタリングテンプレート
既存コードの品質改善に使えるテンプレートです。
テンプレート6: 関数の分割・責務整理
claude "{ファイルパス} の {関数名} が肥大化しています。
単一責任の原則に基づいてリファクタリングしてください。
【方針】
- 1関数1責務に分割
- 各関数は{行数}行以内に収める
- 関数名は処理内容を正確に表すものにする
- 元のテストが通ることを確認
【制約】
- 外部からのインターフェース(引数・戻り値)は変更しない
- 段階的に変更し、各ステップでテストが通ること"
テンプレート7: 型定義の改善
claude "{ファイルパス} の型定義を改善してください。
【タスク】
- any型をすべて適切な型に置き換え
- ユニオン型やジェネリクスを活用して型安全性を向上
- 共通の型定義は types/ ディレクトリに抽出
【出力】
- 変更したファイルの一覧
- 各変更の理由(コメントで簡潔に)"
テンプレート8: パフォーマンス最適化
claude "{ファイルパス} のパフォーマンスを最適化してください。
【現状の問題】
- {具体的な問題: 例「レンダリングが遅い」「APIレスポンスが3秒以上」}
【最適化の方針】
- 不要な再計算・再レンダリングの排除
- メモ化(useMemo/useCallback等)の適切な適用
- N+1クエリの解消
【制約】
- 可読性を大幅に犠牲にしない
- 既存テストが通ること
- 変更前後のパフォーマンス差がわかるコメントを残す"
テンプレート9: レガシーコードのモダン化
claude "{ファイルパス} のレガシーコードをモダンな書き方に更新してください。
【変換ルール】
- var → const/let
- コールバック → async/await
- クラスコンポーネント → 関数コンポーネント + Hooks
- {その他の変換ルール}
【制約】
- 動作は完全に同一に保つ
- 一度にすべて変えず、論理的な単位で段階的に変更
- 各変更にはコミットメッセージの提案も付ける"
カテゴリ3: テスト作成テンプレート
テストコードの生成に特化したテンプレートです。Claude Codeによるテスト自動生成の実践版として活用できます。
テンプレート10: ユニットテスト生成
claude "{ファイルパス} のユニットテストを {テストFW} で作成してください。
【テスト方針】
- 正常系: 主要な入力パターンを網羅
- 異常系: null/undefined/空文字/境界値
- エッジケース: {具体的なケース}
【制約】
- テストファイルは {テストディレクトリ} に配置
- describe/it のネスト構造で整理
- モックは最小限にし、実際のロジックをテスト
- 各テストケースに日本語のコメントで意図を記載"
テンプレート11: 統合テスト生成
claude "{機能名}の統合テストを作成してください。
【テスト対象フロー】
1. {ステップ1: 例「ユーザーがフォームに入力」}
2. {ステップ2: 例「APIにリクエストを送信」}
3. {ステップ3: 例「レスポンスを受け取りUIを更新」}
【モック設定】
- 外部API: {モックの方針}
- データベース: {テスト用DBまたはインメモリ}
【成功基準】
- フロー全体が正常に完了すること
- エラー時に適切なフィードバックが表示されること"
テンプレート12: E2Eテストシナリオ
claude "{テストツール}で{機能名}のE2Eテストを作成してください。
【シナリオ】
前提: {初期状態の説明}
1. {画面名}ページにアクセス
2. {操作1}を実行
3. {期待結果1}を確認
4. {操作2}を実行
5. {期待結果2}を確認
【制約】
- テストデータはフィクスチャとして用意
- ページオブジェクトパターンを使用
- スクリーンショットを失敗時に自動取得
- CI/CDで実行可能な構成にする"
テンプレート13: テストカバレッジ向上
claude "現在のテストカバレッジを分析し、不足しているテストを追加してください。
【対象ディレクトリ】
{ディレクトリパス}
【タスク】
1. カバレッジが低いファイルを特定
2. テストされていないブランチ・関数をリストアップ
3. 優先度の高い順にテストを追加
【優先基準】
- ビジネスロジックを含む関数を最優先
- ユーティリティ関数は次点
- 各テストには「何をテストしているか」のコメントを付与"
カテゴリ4: コードレビューテンプレート
コードレビューの効率化に使えるテンプレートです。詳細はClaude Codeコードレビューガイドもご参照ください。
テンプレート14: PRレビュー
claude "現在の git diff をレビューしてください。
【レビュー観点】
1. ロジックの正しさ: バグや論理エラーはないか
2. セキュリティ: インジェクション、XSS等の脆弱性はないか
3. パフォーマンス: N+1クエリ、不要ループ等はないか
4. 可読性: 命名、構造、コメントは適切か
5. テスト: テストは十分か
【出力形式】
各指摘を以下のフォーマットで出力:
- 🔴 Critical: 必ず修正すべき問題
- 🟡 Warning: 修正を推奨する問題
- 🔵 Suggestion: より良くするための提案
- ✅ Good: 良い実装(ポジティブフィードバック)"
テンプレート15: セキュリティ特化レビュー
claude "{ファイルパス} をセキュリティ観点でレビューしてください。
【チェック項目】
- SQLインジェクション / NoSQLインジェクション
- XSS(クロスサイトスクリプティング)
- CSRF対策
- 認証・認可の不備
- 機密情報のハードコーディング
- 安全でない依存パッケージ
【出力】
- リスクレベル(高/中/低)
- 該当コード箇所
- 修正方法の提案"
テンプレート16: アーキテクチャレビュー
claude "このプロジェクトのアーキテクチャをレビューしてください。
【レビュー観点】
- ディレクトリ構成は適切か
- 依存関係の方向は正しいか(循環依存はないか)
- 責務の分離ができているか
- スケーラビリティの考慮
【出力】
- 現状のアーキテクチャ図(Mermaid記法)
- 改善すべきポイント(優先度付き)
- 具体的なリファクタリング案"
カテゴリ5: ドキュメント作成テンプレート
ドキュメント自動生成に使えるテンプレートです。Claude Codeドキュメント自動生成ガイドもあわせてご活用ください。
テンプレート17: README生成
claude "このプロジェクトの README.md を生成してください。
【含める項目】
1. プロジェクト概要(1〜2文)
2. 技術スタック一覧
3. セットアップ手順(git clone から起動まで)
4. 環境変数の設定方法
5. 開発コマンド一覧(dev / build / test / lint)
6. ディレクトリ構成の簡易説明
7. コントリビューションガイドライン
【制約】
- 初めてプロジェクトに参加する開発者が10分で環境構築できるレベルの詳細さ
- コマンドはすべてコピペ可能に"
テンプレート18: API仕様書生成
claude "{ディレクトリパス} 配下のAPIエンドポイントを解析し、
API仕様書を作成してください。
【出力形式】
各エンドポイントについて:
- メソッド + パス
- 概要説明
- リクエストパラメータ(型、必須/任意、説明)
- レスポンス(ステータスコード別の例)
- エラーレスポンス一覧
【出力先】
docs/api-reference.md"
テンプレート19: 変更履歴の要約
claude "直近の git log({コミット数}件)を分析し、
CHANGELOG に追記する内容をドラフトしてください。
【フォーマット】
## [{バージョン}] - {日付}
### Added(新機能)
### Changed(変更)
### Fixed(バグ修正)
### Removed(削除)
【制約】
- ユーザー向けの表現で書く(技術的な実装詳細は省略)
- 破壊的変更には ⚠️ マークを付ける"
テンプレート20: コメント・JSDoc追加
claude "{ファイルパス} にJSDoc/TSDocコメントを追加してください。
【対象】
- エクスポートされている関数・クラス・型すべて
- 複雑な内部ロジックを持つプライベート関数
【フォーマット】
- @param: 引数の説明(型は推論に任せず明記)
- @returns: 戻り値の説明
- @throws: 例外が発生する条件
- @example: 使用例(主要な関数のみ)
【制約】
- 自明な getter/setter にはコメント不要
- 既存のコメントがある場合は内容を改善(削除しない)"
テンプレートの効果を最大化するTips
CLAUDE.mdにプロジェクト共通のルールを定義する
テンプレートの {変数} を毎回書くのが面倒な場合、プロジェクトルートの CLAUDE.md にデフォルト値を定義しておくと効率的です。
# CLAUDE.md
## プロジェクト情報
- 言語: TypeScript (strict mode)
- フレームワーク: Next.js 15 (App Router)
- スタイリング: Tailwind CSS v4
- テスト: Vitest + Testing Library
- DB: PostgreSQL + Prisma
## コーディング規約
- any型禁止
- 関数は50行以内
- コンポーネントは1ファイル1コンポーネント
Claude Codeはセッション開始時に CLAUDE.md を自動で読み込むため、テンプレートの {言語} や {フレームワーク} を省略しても適切なコードが生成されます。詳しくはClaude Code実践テクニックをご覧ください。
テンプレートの組み合わせで威力倍増
単独で使うだけでなく、複数のテンプレートを組み合わせると効果的です。例えば:
- テンプレート1(コンポーネント作成)でコードを生成
- テンプレート10(ユニットテスト)でテストを追加
- テンプレート14(PRレビュー)で品質チェック
- テンプレート20(JSDoc追加)でドキュメントを整備
この流れを一連のワークフローとして実行すれば、コード生成からレビューまでを効率的に完了できます。
カスタムテンプレートの作り方
本記事のテンプレートをベースに、プロジェクト固有のカスタムテンプレートを作るのもおすすめです。
- ベースとなるテンプレートを選ぶ
- プロジェクト固有の制約やルールを追加
- 出力形式をチーム内で統一
CLAUDE.mdの## よく使うプロンプトセクションに保存
まとめ
Claude Codeのプロンプトテンプレートを活用することで、「考える時間」を減らし「作る時間」を最大化できます。
本記事で紹介したテンプレートのポイントをまとめます:
- コード生成: 要件・制約・出力形式を明確に指定して一発で高品質なコードを取得
- リファクタリング: 「何を」「どう改善するか」を具体的に伝えて安全に改善
- テスト作成: テスト方針と対象範囲を指定して網羅的なテストを自動生成
- コードレビュー: レビュー観点と出力形式を統一して効率的な品質チェック
- ドキュメント: 含める項目と詳細度を指定して実用的なドキュメントを生成
まずは自分の開発ワークフローで最も頻度の高い作業から、テンプレートを1つ試してみてください。一度テンプレートの威力を実感すれば、日々の開発効率が劇的に変わるはずです。
Claude Codeの基本的な使い方についてはClaude Code入門ガイドを、より高度な活用法についてはClaude Code リファクタリングガイドもあわせてご参照ください。